セミトレーラー Semitrailer
日本では最も一般的なトレーラー。The most general in Japan trailer.
縦列駐車や後退が可能。あらゆる用途のトレーラーSemitrailerに使われる。
トラクタTractor とトレーラーtrailer の両方が連結される事を前提とした構造になっており、連結時にはトラクタの第5輪(連結部分)がトレーラーtrailerの前輪を兼ねる。
トラクターTractor 単体には積載スペースがなく、トレーラーtrailer単体には前輪がないため、非連結時にはどちらも運搬車としての役割を果たさない。
フェリーなどに荷物を積み込む際には荷台のみ切り離して運搬することが可能なため、運転手の人件費を安く抑えることができる。
なお、トラクターTractor側の連結器はカプラー、トレーラーtrailer側の連結装置はキングピンと呼ばれる。
フルトレーラー Full trailer
一台の貨物車の後ろに単体の荷台が連結されたもの。
セミトレーラーと違い、トレーラーtrailer の荷重がフルにトレーラー自身にかかるため、区別して呼ばれる。
トラクター(フルトラクター)とトレーラーtrailer それぞれの連結部分が可動式の、通称ドリー (A-Dolly) 式のため、2箇所で屈曲が起こるため後退がほぼ不可能に近く、あまり普及はしていない。
しかし最近ではこの形式に代わるセンターアクスル(C-Dolly)式というものが登場し注目を集めている。
これは、可動部をトレーラー側連結部のみの1箇所とし、かつトレーラーのタイヤ軸を中央に集めることで、セミトレーラーと同じ感覚での後退を可能にしたものである。
いずれもルネットアイをトラクターのピントルフックに連結する方式。
ポールトレーラー Pole trailer
長尺物の運搬に使われるもので、積載物自体をフレームとすることで、トラクターTractorとトレーラーtrailerが連結されるタイプのものを指す。
当然ながら、強度の低いものや、変形の大きい貨物には適さない。
通称「奴」(やっこ)とも呼ぶ。
ナンバーは9で大型特殊になるが、運転免許はけん引だけでよい。
主な構造として、運搬する長尺物の寸法にあわせて伸縮可能なパイプ(ドローバーまたはステアリングバー)の先端のルネットアイをトラクターTractorのピントルフックに引っ掛け、けん引車側とポールトレーラ側の各支点にターンテーブルを設置し、その2台のターンテーブルの上に荷物(主に長尺物)を載せて走行する。
セミ用とフル用の両方の連結装置を使用し、ポールトレーラー側を逆位相で舵切りさせて内輪差を抑えるのが特徴。
積載されるものとしては、レール、橋梁、コンクリートパイル、原木、鉄道車両、鉄筋、円柱形重量物(煙突など)などが挙げられる。
積載物の後ろが荷台よりはみ出る事が多く、従って、夜中など交通量の少ない時間帯に利用される事も少なくない。
2009年5月10日日曜日
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