9代目 B15型(1998年-2004年) The ninth generation NISSAN SUNNY
1998年10月にB15型にモデルチェンジRestyling。
ボディタイプBody type は4ドアセダンFour-door sedan のみでなおかつ歴代サニーで唯一派生モデルが存在せず、完全な国内専用車Car only for JAPAN となった。
スポーツグレードSports grade である「1.6 VZ-R」には、B14型ルキノやN15型パルサー/ルキノハッチで採用された青いヘッドカバーの1600cc「NEO VVL」エンジンSR16VE型を搭載。
無鉛ハイオク仕様Nonlead high octane specification
トランスミッションTransmission は5速MTFive velocities MT のみ。
エアコンAir conditioner はマニュアルエアコンのみOnly the manual air conditioner の設定で、「スーパーサルーン」系とほぼ同等の装備を有する。
312台の少数販売にとどまり、2000年8月に販売終了。
2002年5月にはマイナーチェンジMinor Changeが行われ、バンパーの全塗装化、フロントマスクの変更、アクティブヘッドレストの採用および内装の仕様変更がなされたほか、排出ガス規制強化にともない2200cc直噴DOHCディーゼルエンジン(YD22DD)と1800ccNEO Di直噴ガソリンエンジン(QG18DD)がラインナップから落とされる。車名ロゴが「Sunny」から「SUNNY」に変更Change される。
最終型にあたる9代目(B15型)サニーは、モデルの伝統に沿った昔ながらの実直・堅実な内容のコンパクトセダンではあったが、その伝統的コンセプト自体が陳腐化しており、ユーザー層の縮小と高齢化傾向も顕著で、発展性が非常に乏しくなっていた。
市場における車種の多様化とミニバン指向で日本市場での低迷は著しく、日産は企業改革および変革の一策として、普遍的ブランドとしての寿命が明らかに尽きた「サニー」に見切りを付けたと言える。
1960年代の大衆車として世に出たサニーは固定ユーザーと共に老いた「老人車」として2004年10月をもって38年の歴史に幕を下ろしたのであった。
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